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耳管機能障害

鼓室(鼓膜の後ろのスペース)と鼻の奥(上咽頭)を繋いでいる管が耳管です。

耳管は通常は閉じていますが、唾液を飲んだりすると開き、鼓室の圧調整や換気を行っています。耳管の開閉に異常があると、耳が詰まった感じ(耳閉感)や難聴、自分の声が強く聞こえる症状(自声強聴)を来します。

耳管狭窄症

耳管が狭窄している状態を耳管狭窄症と言います。鼻炎や副鼻腔炎、アデノイド増殖症などにより鼻咽腔の炎症が耳管に波及し、耳管の粘膜が腫脹することで狭窄、閉塞を来します。上咽頭腫瘍などの圧迫により耳管狭窄が生じることもあります。

鼻腔に炎症を認める場合が多いため、治療は鼻の消炎を行います。

耳管開放症

耳管の閉鎖に異常があり開放している状態を耳管開放症と言います。

急激な体重減少や妊娠、経口ピル、ストレス、うつ、経口ピルなどが原因となります。

治療は漢方薬や生理食塩水点鼻を行います。

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