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各種ワクチン

予防接種は完全予約制です。
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また当院は定期接種の対象クリニックではございません。

→現在予防接種は行っておりません。

料金表

 

肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP) 8,800円
肺炎球菌ワクチン(プレベナー) 11,000円
   

 

肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP・プレベナー)

肺炎球菌とは?

肺炎球菌は、肺炎・髄膜炎・副鼻腔炎・中耳炎などの原因となる細菌で、主に気道の分泌物に含まれ咳やくしゃみ等で飛沫感染します。
年によって異なりますが、日本では一年間で約10万人の方が肺炎で亡くなり、その肺炎の原因の約30%が肺炎球菌によるものなので肺炎球菌による死亡者数は年間約3万人です。

小児は症状がないまま保菌していることが多く、特に保育園、幼稚園などの集団生活が始まるとほとんどの子供が持っていると言われてます。(小児は定期接種です)
特に65歳以上の方は肺炎球菌の感染症になりやすくワクチン接種が必須です。

 

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌には90種類以上のタイプがあり


・『ニューモバックスNP』 23種類の肺炎球菌をカバーする、定期接種の対象、5年間効果あり。肺炎球菌感染症の原因菌のカバー率は65〜68%

・『プレベナー』 13種類の肺炎球菌をカバーする、任意接種のみ、一生効果が続く。肺炎球菌感染症の原因菌のカバー率は41〜48%

の2種類のワクチンがあります。

このうち『ニューモバックスNP』は65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳の年齢であれば定期接種となり、一生に一度だけ補助の対象となります。ただし5年ほどしか効果が無いため、5年後にはもう一度『任意』接種が必要となります。

『プレベナー』は一度接種すると一生効果があると言われており、2回打つ必要はありません。ただし肺炎球菌のカバー率はやや劣ります。

 

肺炎球菌ワクチンの接種方法

では『ニューモバックスNP』と『プレベナー』のどちらを、または両方打った方が良いのか?ということですが、
今の日本では結論が出ていません。

 

日本感染症学会が2019年に出した提言

65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方(第3版2019-10-30)

では、ニューモバックスNPの定期接種の年齢の方はニューモバックスNPを打ちましょうと提言していますが、プレベナーを接種した方が良いとは結論付けていません。アメリカでは接種したことの無い65歳以上の方に対して、プレベナーとニューモバックスNPを両方接種することを推奨しており、共通の12タイプに対してのブースター効果が期待されています。

 

そのため現時点(2020年12月)では以下の接種方法をお勧めします。

1、ニューモバックスNPを打ったことが無い人で
①定期接種の年齢(65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳)
 ➡ニューモバックスNPを定期接種で打つ 
 ➡その5年後に任意接種で再度ニューモバックスNPを打つことを繰り返す

②定期接種の年齢ではない人
 ➡すぐにプレベナーを任意接種で打つ
 ➡定期接種の年齢になったらニューモバックスNPを打つ(プレベナー接種から6カ月以上あけて)
 ➡その5年後に任意接種で再度ニューモバックスNPを打つことを繰り返す

 

2、ニューモバックスNPを打ったことがある人
 ➡その5年後に任意接種で再度ニューバックスNPを打つことを繰り返す

 

個人的な見解になりますが、ニューモバックスNPを5年ごとに繰り返すのが難しいと考える方は、プレベナーを一回だけ打つという事も悪くないかと思います。

また小児は症状がないまま保菌していることが多く、特に保育園、幼稚園などの集団生活が始まるとほとんどの子供が持っていると言われてます。とにかく65歳以上(特にお孫さんがいる)方は肺炎球菌ワクチンの接種は必須です。

 

日本感染症学会・日本呼吸器学会の合同委員会の提言(2019年10月)

日本感染症学会・日本呼吸器学会の合同委員会では、下記の表のようにニューモバックスNPとプレベナーの接種を提言しています。
PPSV23:ニューモバックスNP
PCV13:プレベナー

 

肺炎球菌ワクチン接種方法

 

 

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